
看護助手としてお仕事をしていると、身体のケアとは別に “心がふっと軽くなる瞬間” に出会うことがあります。
たとえば、朝の清拭のあとに軽く髪をとかしたら
「昔は週に一度、美容室に行っていたのよ」
とうれしそうに話してくださった方。
手の乾燥が強い利用者さんの手をゆっくり保湿したら、
「なんだか安心するね」
と肩の力が抜けた方。
こうした小さな場面にふれるたび、
「美容って、心のケアにもつながるんだ」と実感するようになりました。
身だしなみが整うと、その人の中に「まだ大切にされている」という感覚が生まれます。
これは高齢者の方も同じで、鏡に映る表情が少し誇らしげになる瞬間があります。
また、認知症の方も、髪を整えたり穏やかな香りの保湿剤をのばしたりすると、表情がやわらかくなることがあります。
もちろん医療的効果を断定することはできませんが、
など、良い変化を感じる場面は多いです。
(※根拠となる考え方については、厚生労働省の「介護予防」「生活の質(QOL)向上」に関する取り組みが参考になります)
医療行為ではなく、日常ケアの延長でできる “小さな美容ケア” にはたくさんの選択肢があります。
頭皮に負担の少ないブラシでゆっくり整えるだけでも、表情や雰囲気が変わります。
ぬるま湯のタオルでそっと拭き、無香料の保湿剤を薄く伸ばすように。
汚れを見つけたらそっと拭き取ったり、爪まわりを整えるだけで清潔感が出ます。
襟・袖を軽く直す、シワの少ない衣類を選ぶなど、ほんの少しの工夫で印象は大きく変わります。
これらは “美容” といっても特別なことではなく、
その人の尊厳や自信を支える小さなケアだと感じています。
そう思ったとき、世界が少し広がった**
こうしたケアを毎日続けるうちに、
「高齢者の肌や身体の特徴に合わせて、もっと安全で心地よい方法が知りたい」
と感じるようになりました。
きっと、同じような思いを持つ看護助手さんは多いと思います。
調べてみると、介護美容を専門的に学べる講座や研修が全国に増えていて、
「こんな世界があったんだ」と驚きました。
調査の中で知ったのが、
介護×美容に特化した専門スクール「介護美容研究所」(民間機関)です。
週1回の通学と振替制度、現場実習がセットになっていて、
「利用者さんの心に届く美容ケア」を体系的に学べる選択肢のひとつという印象でした。
もちろん、
「ここじゃないとダメ」という意味ではありません。
学びたい内容や時間の都合に合わせて、他の講座や研修と比べてみるのが良いと思います。
(※スクールの概要は、公式サイトの公開情報を参考に簡潔にまとめています)
わたしが看護助手として大切にしたいのは、
身体のケアと同じくらい、心が少し軽くなる瞬間をつくること。
髪を整える
手をうるおす
衣類を整える
そんな一歩からでも、利用者さんの表情は変わります。
もしあなたが「もっと学びたい」と感じたら、
講座や研修を“選択肢のひとつ”として覗いてみるのも良いと思います。
無理のない範囲でできることが、きっと利用者さんの安心につながります。
今日のケアが、誰かの心をそっと支える時間になりますように。
介護美容の学びを具体化したい方は、週1通学と振替制度、現場実習の内容を資料で確認しておくと安心です。
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