「もう、限界かもしれない」
そう思うとき、わたしたちの頭にはいろいろな不足が浮かびます。睡眠時間が足りない。お給料が足りない。職場の人数が足りない。確かにそれらは切実な問題で、わたしたちを追い詰める大きな要因になります。
でも、ある夜、静かな部屋で一人で考えていたときにふと気づいたのです。本当に不足していたのは、外側の環境だけではなかったのかもしれない、と。今回は、限界だと感じていたあの頃のわたしに本当に足りなかったものについて、まとまりのない想いを綴ってみたいと思います。
看護助手の業務に明け暮れていると、いつの間にか自分自身を「労働力」という、たった一つの側面でしか見られなくなってしまうことがあります。
朝、決まった時間に起きて、決められた手順で動き、決められたノルマをこなす。そのサイクルの中に、自分の「好き」や「心地よい」という感覚が入り込む余地はほとんどありません。いつしか、自分を丁寧に扱うことを忘れ、まるでメンテナンスをしない機械のように使い潰してしまっていた。
限界だと感じていたあのとき、わたしに足りなかったのは、休息以上に「自分を慈しむ感覚」だったような気がします。
もう一つ、決定的に足りなかったのは「答えを出さないままでいる強さ」だったのかもしれません。
「この仕事で一生食べていくのか」「自分には何が向いているのか」。そんな大きな問いに対して、常に正しい答えを出さなければならない、と自分を追い込んでいました。迷っている自分はダメな自分。早く決断しなければ、人生から脱落してしまう。そんな強迫観念が、自分を「限界」の淵へと押し流していたのです。
限界を感じるというのは、あなたがこれまで精一杯、限界を越えるまで頑張ってきたという、何よりの証明です。
自分に何が足りないのかをリストアップして、さらに自分を追い込むのはもうやめにしましょう。いまはただ、「限界なんだね。よくここまで頑張ったね」と、自分自身を抱きしめてあげてください。すぐに環境を変える勇気がなくても、辞める決断ができなくても、その「煮え切らない今の自分」を肯定してあげることが、いま何よりも必要なことなのかもしれません。
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