
毎日、病棟で患者さんのために心を尽くしている皆さん、本当にありがとうございます。わたしも看護助手として、皆さんと共に日々を過ごしています。
患者さんの笑顔や「ありがとう」の言葉は、何よりの励みですよね。でも時には、「正直、今日はしんどいな…」「この気持ち、どこに持っていけばいいんだろう?」と感じることもあるのではないでしょうか。
命に関わる現場では、体力だけでなく、精神的にも大きな負担を感じることが少なくありません。わたしも「もっとこうできたんじゃないか」と一人反省したり、患者さんからの言葉に傷ついたりした経験があります。
このブログでは、そんな看護助手の皆さんの「心」に焦点を当て、精神的な負担を少しでも軽くし、穏やかに過ごすためのヒントを、わたしの経験を交えてお話しします。あなたは一人ではありませんよ。
看護助手の仕事は、患者さんの生活に深く関わるため、気持ちが入り込みやすいですよね。これは素晴らしいことですが、時に自分の心を疲れさせてしまう原因にもなります。
わたしが大切にしているのは、「心のバリア」を意識的に築くことです。仕事が終わったら、自分の心を守るスイッチを入れるイメージです。
例えば、退勤したら制服から私服に着替える。これは「仕事モード」から「プライベートモード」への大切な切り替え。自宅に着いたら、今日あった嫌なことや反省点は仕事場に置いてきた、と心の中で呟いてみてください。意識するだけで、心の重さが変わるはずです。
患者さんの言葉や態度に傷つくこともありますよね。でも、「それは病気や状況がそうさせている」と理解することが大切だとされています。自分を責める必要はありません。
(小さなごほうび)もし疲れたと感じたら、帰り道に好きな香りのハンドクリームを使ったり、温かい飲み物を買ったりと、ささやかな「お疲れ様」を自分にあげてみませんか?
病棟は忙しく、自分の時間を確保するのは難しいかもしれません。でも、精神的な健康のためには、意識的に「休む時間」を作ることが大切です。
もちろん患者さんのケアは最優先ですが、例えば記録作業の合間に数秒、窓の外を眺めるだけでも、頭はリフレッシュされます。立ち仕事が多いなら、休憩時間に座って足を休ませるだけでも、午後のパフォーマンスが変わりますよ。
わたしが実践しているのは、タスクの優先順位付けと短時間での集中です。やるべきことを整理し、できることからテキパキこなす。「この処置が終わったら、5分だけ休憩する」と自分に小さな目標を設定します。
看護助手は注射や点滴などの医療行為を担当できません。必要な処置がある場合は、できるだけ看護師に共有して指示を仰ぎましょう。
休憩室での過ごし方も大切です。他のスタッフとの交流も良いですが、時には一人で静かに過ごす時間も必要。わたしは休憩中に好きな音楽を聴いたり、ぼーっと外を眺めたりして、脳を休ませるようにしています。
一人で悩みを抱え込むのは、精神的な負担を増大させる一番の原因です。わたしたちはチームで働いています。困った時、辛い時に頼れる人がいることを忘れないでください。
「こんなことくらいで相談していいのかな?」と思う必要はありません。小さな悩みでも、積み重なると大きなストレスになります。まずは信頼できる同僚や先輩、主任などに「今、少しお話できますか?」と声をかけてみてください。
わたしも、患者さんとのコミュニケーションや業務で戸惑った時、先輩に素直に「分かりません」と伝えました。すると、先輩は優しくアドバイスをくれ、心が軽くなったんです。
もし、職場の人間関係や環境が原因で精神的に追い詰められていると感じるなら、一人で解決しようとせず、部署責任者や相談窓口、外部の専門機関などに相談することも大切だとされています。自分の心と体を守ることは、何よりも優先されるべきです。
自分の状態を客観的に見つめ直すために、外部の視点が必要なこともあります。これは恥ずかしいことではなく、自分を大切にしている証拠だとわたしは思います。
詳しくは「看護助手はなぜ精神的にきつい?20歳現役が教えるストレスと向き合い心が楽になる秘策」でも現場のポイントを詳しく解説しています。
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あわてず一歩ずつ、チームと情報を共有しながら進めれば大丈夫です。今日の学びを小さく実践し、次の勤務につなげていきましょう。
ユニフォームやスクラブはナースリーが便利です。現場で必要なサイズやカラーも細かく選べます。
免責事項: この記事は、看護助手としての現場経験に基づく一般的な情報提供を目的としています。職場や地域、個人の状況によって異なる場合がありますので、詳細は勤務先や専門家にご確認ください。