病棟での食事介助、日々お疲れ様です。患者さんの食事をサポートする、とても大切な仕事ですよね。食事は、患者さんの元気につながるだけでなく、生活の質を左右するものですから、丁寧に進めたいものです。今回は、わたし、白崎わたしが、実際に経験したことなども交えながら、食事介助を安全かつスムーズに進めるための方法をまとめますね。
まず、食事前の準備はとても大切です。患者さんの状態を把握することから始めましょう。食事内容、摂取量、アレルギーの有無などを確認します。また、誤嚥(ごえん)のリスクがないか、体位は適切かなど、細かくチェックする必要がありますね。例えば、以前、とろみをつけるのを忘れてしまい、患者さんがむせてしまったことがありました。それからは、できるだけ確認するようにしています。
具体的には、食事前に口腔内の状態を確認し、義歯があれば正しく装着されているか、食べかすが残っていないかなどをチェックします。体位は、食事をするのに最適な姿勢であるかを確認しましょう。ベッドの角度や、クッションの使用も検討します。また、食事環境も大切です。テレビを消したり、周囲の音を小さくしたりすることで、患者さんが食事に集中しやすくなるかもしれません。
いよいよ食事介助です。まず、患者さんに「これから食事を始めますね」など、一声かけると安心してもらえるはずです。食事のペースは、患者さんの状態に合わせて調整します。焦らず、ゆっくりと進めることが大切です。一口の量は、小さめに、そして、飲み込みやすいように、とろみ剤などを活用するのも良いでしょう。声かけのポイントは、具体的に「美味しいですか?」「もう少し食べられそうですか?
」など、患者さんの気持ちを尋ねるような言葉を選ぶと、より良いコミュニケーションがとれるはずです。また、食事の合間には水分補給を促し、口の中を清潔に保つことも重要です。むせやすい患者さんには、一口食べたら水分を摂るなど、個別の対応を心がけましょう。もし、患者さんが食べにくい様子であれば、姿勢を変えたり、食事の形態を変えたり、色々な工夫を試してみるのも良いですね。
食事が終わった後も、大切なケアがあります。まず、食事の記録をしっかりつけましょう。食べた量、水分摂取量、食事中の様子などを記録することで、患者さんの状態を把握し、今後のケアに役立てることができます。記録は、医師や看護師との情報共有にも役立ちますね。そして、食後の観察も大切です。患者さんの呼吸状態、顔色、体調の変化などに注意しましょう。何か異変があれば、すぐに看護師に報告してください。誤嚥が起きていないか、食べたものがきちんと消化されているかなどを確認することも重要です。食後の口腔ケアも忘れずに行いましょう。口の中を清潔に保つことで、感染症の予防にもつながります。
詳しくは「患者さんの食事介助で困っていませんか?看護助手が教える、安全でスムーズに進めるための具体的な手順と注意点」でも現場のポイントを詳しく解説しています。
できたこと・うまくいかなかったことを素直にメモして振り返る
ペンやメモ帳はナースリーが便利です。現場で必要なサイズやカラーも細かく選べます。