
看護師を目指したい。でも奨学金の金利が上がり始めた今、将来の自分にどんな負担が残るのか不安に感じている…そんな声をたくさん耳にします。
わたしも同じ悩みを抱えたことがあるので、一緒に整理していきましょう。
ゼロ金利が続いた令和元年と、足元の令和7年では奨学金を取り巻く環境が大きく変わりました。日本学生支援機構(JASSO)の第二種奨学金は在学中に利率が確定せず、卒業時点の市場金利で決まります。
つまり、いま借りている段階では返済額がどのくらい膨らむのか誰にも分かりません。
以下の表は、令和元年度〜令和7年度までの7年間の金利の変化を表にしたものです。


という風に大幅に上昇しています。
固定金利で借りていた場合、0.153%→2.012%に上昇。
変動金利で借りていた場合、0.002%→1.300%に上昇。
数字だけ見ると怖く感じますが、固定金利を選ぶ、ボーナス月に繰上げ返済をするなど、リスクを抑える方法は必ずあります。まずは「金利が動く」という事実を知っておくことが、後から慌てない第一歩です。
参考: 独立行政法人日本学生支援機構「第二種奨学金(貸与型)利率一覧」
看護学校へ進む学生の過半数は、何らかの奨学金に頼っています。
JASSOの令和4年度調査では大学生の55%が奨学金を受給し、平均借入総額は313万円。
給付型27%、貸与型73%と、多くの人が返済義務のあるローンを抱えて社会に出ているのが現実です。
それでも看護師という国家資格を得れば、夜勤手当の高い病棟へ転職したり訪問看護で経験を積んだり、年収を上げるチャンスはいくらでもあります。借りたあとのキャリア設計まで意識しておけると心の余裕が生まれます。
「借りる→卒業→返す」の流れを早い段階でイメージできると、卒業後の生活がぐっと楽になります。よく相談でお伝えしている4つのステップをまとめました。
この4ステップをノートに書き出しておくだけでも、不安が「やることリスト」に変わります。卒業後に慌てないよう、今のうちに準備しておきましょう。
看護師免許を取得した後こそ、本当のスタートだと思います。
こうしたキャリアアップは奨学金返済を大幅に前倒しする力になるでしょう。
返済が終わる頃にはキャリアの選択肢もきっと広がっています。「借りたから終わり」ではなく、「返しながら成長する」視点を持ち続けたいです。
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